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原子力災害対策重点区域について

印刷用ページを表示する更新日:2022年10月17日更新

原子力災害対策重点区域とは

原子力災害が発生した場合において、放射性物質又は放射線の異常な放出による周辺環境への影響の大きさ、影響が及ぶまでの時間は、異常事態の態様、施設の特性、気象条件、周辺の環境状況、住民の居住状況等により異なるため、発生した事態に応じて臨機応変に対処する必要があります。その際、住民等に対する被ばくの防護措置を短期間で効率的に行うためには、あらかじめ異常事態の発生を仮定し、施設の特性等を踏まえて、その影響の及ぶ可能性がある区域を定めた上で、重点的に原子力災害に特有な対策を講じておく区域をいいます。

原子力災害対策重点区域は、各原子力施設に内在する危険性及び事故発生時の潜在的な影響の度合いを考慮しつつ原子力施設ごとに設定することを基本とされています。玄海原子力発電所の原子力災害対策重点区域の範囲の目安を以下のとおりです。 

予防的防護措置を準備する区域(PAZ : Precautionary Action Zone)

PAZとは、急速に進展する事故においても放射線被ばくによる重篤な確定的影響を回避し又は最小化するため、EALに応じて、即時避難を実施する等、通常の運転及び停止中の放射性物質の放出量とは異なる水準で放射性物質が放出される前の段階から予防的に防護措置を準備する区域です。発電用原子炉施設に係るPAZの具体的な範囲については、IAEAの国際基準において、PAZの最大半径を原子力施設から3~5kmの間で設定すること(5kmを推奨)とされていること等を踏まえ、「原子力施設からおおむね半径5km」を目安とされています。

玄海町のPAZ地区(玄海原子力発電所3, 4号機)

  1. 外津地区
  2. 値賀川内地区
  3. 下宮地区
  4. 中通地区
  5. 仮立地区
  6. 普恩寺地区
  7. シーラインタウン
  8. 平尾地区
  9. 浜野浦地区
  10. 小加倉地区
  11. 栄地区
  12. 花の木地区
  13. 大薗地区
  14. 仮屋地区
  15. 石田地区

緊急防護措置を準備する区域(UPZ : Urgent Protective Action Planning Zone)

UPZとは、確率的影響のリスクを低減するため、EAL、OILに基づき、緊急防護措置を準備する区域です。発電用原子炉施設に係るUPZの具体的な範囲については、IAEAの国際基準において、UPZの最大半径は原子力施設から5~30kmの間で設定されていること等を踏まえ、「原子力施設からおおむね半径30km」を目安とされています。 

玄海町のUPZ地区(玄海原子力発電所3, 4号機)

  1. 有浦下地区
  2. 有浦上地区
  3. 諸浦地区
  4. 新田地区
  5. 長倉地区
  6. 轟木地区
  7. 藤平地区
  8. 田代地区
  9. 牟形地区
  10. 大鳥地区
  11. 座川内地区
  12. 湯野尾地区

なお、廃止措置計画の認可を受け、かつ、照射済燃料集合体が十分な期間冷却されたものとして原子力規制委員会が定めた原子炉である玄海原子力発電所1, 2号機については、原子力施設からおおむね5kmを目安としてUPZとされています。玄海原子力発電所3, 4号機のPAZと同じ地区が該当します。

玄海町のUPZ地区(玄海原子力発電所1, 2号機)

  1. 外津地区
  2. 値賀川内地区
  3. 下宮地区
  4. 中通地区
  5. 仮立地区
  6. 普恩寺地区
  7. シーラインタウン
  8. 平尾地区
  9. 浜野浦地区
  10. 小加倉地区
  11. 栄地区
  12. 花の木地区
  13. 大薗地区
  14. 仮屋地区
  15. 石田地区