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子宮頸がん予防ワクチンについて
子宮頸がんについて
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(Hpv)が持続感染し、数年から十数年後に病変して子宮の入り口(子宮頸部)にできる がんです。
自覚症状がないまま発症・進行することが多く、発見が遅れると、妊娠、出産に影響を及ぼすだけでなく、命にかかわることがあります。
日本では毎年約1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2,900人の女性が亡くなっています。
ワクチンの種類と回数、接種間隔
「サーバリックス」(2価) 3回接種
1回目を接種し、2回目を1回目接種の1か月後、3回目を1回目接種より6か月後に接種します。
※上記の接種間隔で接種できない場合・・・1回目と2回目は、1か月以上の間隔をおいて接種する。3回目は、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半の間隔をおいて1回接種する。
「ガーダシル」(4価) 3回接種
1回目を接種し、2回目を1回目接種の2か月後、3回目を1回目接種より6か月後に接種します。
※上記の接種間隔で接種できない場合・・・2回目は1回目接種から1か月以上、3回目は2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種する。
「シルガード9」(9価) 2回または3回接種
※シルガード9(9価)は1回目を接種した年齢で接種回数が異なります。
(1)15歳の誕生日の前日までに1回目を接種する場合:2回接種
2回目は1回目接種より6か月後に接種します。
※上記の接種間隔で接種できない場合・・・1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上間隔をあけて接種します。
接種間隔が5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
(2)15歳の誕生日の当日以降(誕生日の当日も含む)に1回目を接種する
場合:3回接種
1回目を接種し、2回目を1回目接種の2か月後、3回目を2回目接種の4か月の間隔をあけて接種します。
※上記の接種間隔で接種できない場合・・・2回目は1回目接種から1か月以上、3回目は2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種する。
子宮頸がんワクチン(Hpvワクチン)を受けたお子様と保護者の方へ [PDFファイル/1.19MB]
2価・4価Hpvワクチンと9価Hpvワクチンとの交互接種について
Hpvワクチン接種は、原則、同じ種類のワクチンを接種することが推奨されています。
しかし、やむを得ない場合には、2価または4価Hpvワクチンで規定の一部を完了し、9価Hpvワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施して差し控えないことになっています。
また、2価または4価Hpvワクチンで接種を開始し、定期接種として9価Hpvワクチンで接種を完了する場合は、9価Hpvワクチンの接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種することになっています。
子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9)について
これまで子宮頸がん予防ワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)の2種類のみでしたが、令和5年4月1日から、9価ワクチン(シルガード9)が予防接種法に基づく定期接種(公費での接種)の対象となり、無料で接種できるようになりました。
9価Hpvワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)_2024改訂 [PDFファイル/612KB]
定期予防接種について
平成25年6月14日付厚生労働省勧告にもとづき、子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日厚生労働省の通知により、子宮頸がん予防ワクチンの接種勧奨を再開することとなりました。
これは、国の検討部会において、Hpvワクチンの安全性について特段の心配が認められないことが確認され、ワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたためです。
接種を希望される方は、リーフレット等をよく読み、有効性とリスクを十分理解したうえで受けてください。
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版) [PDFファイル/5.77MB]
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版) [PDFファイル/7.05MB]
定期接種対象者
小学6年生から高校1年生相当の女子
(注意事項)
・接種するときは、保護者の同伴が必要です。
・保護者の同伴なしで接種するときは、あらかじめ書面での保護者の同意が必要です。同意書と予診票に保護者が署名し、医療機関に提出してください。
接種方法
事前に下記指定医療機関へ予約してください。
接種場所
指定医療機関
令和7年度 子宮頸がん予防接種実施医療一覧(唐津市・玄海町)(250421時点) [PDFファイル/89KB]
持っていくもの
・本人確認できるもの(マイナンバー保険証など)
・予診票
・母子健康手帳
厚生労働省ホームページ等
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHpvワクチン~<外部リンク>
Hpvワクチンに関するQ&A<外部リンク>
子宮頸がん予防ワクチンに関する相談窓口
子宮頸がん予防ワクチンの接種についての相談にお答えします。
【佐賀県】
《医療、救済などに関すること(総合相談窓口)》
佐賀県 健康福祉部 健康福祉政策課 感染症対策担当
Tel 0952-25-7075
《学校生活に関すること》
佐賀県 教育委員会事務局 保健体育課 健康教育担当
Tel 0952-25-7234
※両相談窓口の受付時間 月曜日~金曜日 8時30分~17時
ただし、県の閉庁日(祝日、年末年始など)を除く
【国 厚生労働省】
《予防接種の基礎知識/子宮頸がん、Hpvワクチンの基礎知識》
厚生労働省 Hpvワクチン相談窓口
Tel 0120-331-453
※受付日時 月曜日~金曜日(土日祝日、年末年始除く) 9時~17時
子宮頸がん予防ワクチン後に生じた症状の診療について
子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関など、地域の医療機関にかかっていただくようお願いします。
なお、上記の医療機関受診が難しい場合やより専門的に診てもらう必要がある場合には、県が指定する次の医療機関を受診することもできます。
《子宮頸がん予防ワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関》
・佐賀大学医学部附属病院(窓口診療科:産科婦人科)
Tel 0952-31-6511(代表)